2011年3月7日月曜日

予選落ちの藍「うっそぉー」/女子ゴルフ (日刊スポーツ)

予選落ちの藍「うっそぉー」/女子ゴルフ (日刊スポーツ)

ティーショットを放った直後、さえない表情をみせる宮里藍


<女子ゴルフ:ダイキンオーキッドレディス>◇2日目◇5日◇沖縄・琉球GC(6439ヤード、パー72)◇賞金総額8000万円(優勝1440万円)

宮里藍(25=サントリー)が約6年5カ月、2346日ぶりに国内ツアー予選落ちを喫した。出遅れた初日から巻き返しを期したが、1バーディー、2ボギーの73、通算5オーバー149で63位。50位以内の予選通過ラインに2打足りず、決勝ラウンド進出を逃した。失速した昨季終盤からのスイングの悪癖が修正できず、ショットは乱れ、パットのリズムも崩れた。国内ツアーの予選落ちは04年10月日本女子オープン以来、計78試合中3回目の屈辱となった。

地元沖縄で味わった悔しさは、笑顔で隠した。国内ツアーの予選落ちは04年10月日本女子オープン以来、2346日ぶり。宮里は「えっ、あれ以来ですか! うっそぉー! そうなんですか。じゃあ、もういいかなって感じですね。思ったより(期間が)長かったですね」とおどけて、複雑な思いは心に秘めた。

ダブルボギースタートの初日に続き、この日も開始の10番でボギーをたたく。12番も2メートルのパーパットをカップに蹴られボギー。後半の2番で唯一のバーディーを奪うも、4番パー5で1メートルのバーディーパットを外す。「あれがターニングポイントだった」と気持ちも切れ、その後もスコアを伸ばせず、予選通過ラインに2打及ばなかった。

今大会はスイングの乱れが目立った。昨季終盤からトップの位置が不安定で、ばらつく傾向がある。ショットの精度を欠き、不振の原因となった悪癖だが、それが今季も続く。コーチの父優氏(64)は「クラブが(ボールの)下から入るため、球が上がらず、左にひっかける。修正は難しい」と問題解決の長期化を予想した。

米女子ツアー開幕から連勝した昨季と比べ、今季はまだ優勝はなく、3戦目の国内ツアーで予選落ちと、苦闘が続く。それでも、2年前の米ツアー初優勝前には長期の大スランプを経験している。「結果に関しては仕方ない。やるべきことをやってこの結果。まだ3試合目だし、反省点を次に生かす」と前を見据えた。

昨季は米ツアーで最多5勝も、終盤の失速で賞金女王を逃した。反省を生かした今季のテーマは「ゆったり焦らず」。ラウンド後は、予選落ちにもかかわらず、約200人のファンに笑顔でサインした。「まだまだ、わたしは完成形ではない。こういう経験を重ねて勉強したい」。地元沖縄で味わった屈辱をむだにはしない。