2011年3月19日土曜日

楽天山崎怒り!今こそ意志“統一”「みんなが納得できる回答を」 (夕刊フジ)

楽天山崎怒り!今こそ意志“統一”「みんなが納得できる回答を」 (夕刊フジ)



「ここに名前が入っている人に決めてほしいね。この人がちゃんとやってくれれば…」。楽天のベテラン、山崎武司内野手(42)は18日の対中日オープン戦(ナゴヤドーム)の試合前、右手に握ったボールを見つめ、そうつぶやいた。

今季から球界に導入された低反発の統一球には加藤良三コミッショナーの署名が刻印されている。

この日、プロ野球選手会の代理人を務める山崎卓也弁護士がナゴヤドームを訪れ、楽天選手会と中日選手会に対しヒアリング(意見収集)。「こういう方向(分離開幕)で動いている、という説明もあった。プロ野球である以上、12球団で統一しないといけないと思うけどね…」と山崎。

加藤コミッショナーは15日にセ・パ分離開幕が固まった際には「継続審議」という形で“待った”をかけたが、結局パが4月12日まで開幕を延期したのに対し、セは今月25日開幕を譲らず。山崎に限らず、セ・パの足並みをそろえるため加藤コミッショナーに強力なリーダーシップを求める声は多い。

久米島キャンプは2軍でマイペース調整を続けてきた山崎は、東日本大震災発生後に1軍合流。17日には突然腹痛を訴え、「腸炎と診断された」とのことで練習を欠席したが、一夜明けたこの日は7回1死二塁の場面に代打で登場した。

愛知県生まれで愛工大名電高卒。中日に16年間在籍し、1996年に本塁打王を獲得するなどチームの顔だった男だけあって人気は健在。アナウンスと同時にナゴヤドームのスタンドがわき、一塁ゴロに倒れてベンチへ戻る際も、拍手が鳴りやまなかった。

試合後、本人は「僕はふるさとが名古屋、第2の故郷が仙台だけど、きょうは名古屋の温かみを感じた」と感慨深げ。鳴り物自粛で声と拍手だけで応援してくれたスタンドに「一番気を使ってくれているのはファンだと感じた。ファンの真摯な態度を、僕らはしっかり受け止めないといけないと、すごく感じた1日だった。だからこそ(開幕日問題には)ファン、被災している人たち、選手らみんなが納得できる回答がほしい」と語った。

球団創設以来の生え抜きでチームリーダーの山崎が前面に出始めると、楽天ナインにはぐっと落ち着きが生まれる。