2011年3月19日土曜日

3試合ぶりマルチ松井がイチローとタッグで被災者支援 (夕刊フジ)

3試合ぶりマルチ松井がイチローとタッグで被災者支援 (夕刊フジ)

松井はセントパトリックデーで緑の帽子を被る福留(左)と話し合った(写真提供 産経新聞社)

【フェニックス(米アリゾナ州)17日(日本時間18日)=笹森倫】米大リーグ・アスレチックスの松井秀喜外野手(36)は、当地で行われたカブスとのオープン戦に「5番・DH」で先発出場。3打数2安打で、3試合ぶりのマルチ安打を記録した。

相手先発のデンプスターは、球速はさほどないが球種豊富な右腕。昨季は15勝を挙げ、今季も開幕投手に内定している。

2回無死走者なしの第1打席は、フルカウントから内角に切れ込むカットボールに「詰まった感じ」になったが、強く引っ張って二塁手の頭を越える右前打。再び無死走者なしで迎えた4回の2打席目は、やや泳がされて左飛に倒れた。

7回の3打席目も同じく無死で走者なし。2番手の左腕グラボウが投じた外角いっぱいの直球を、素直に逆方向に打ち返してクリーンヒット。この左前打には「簡単な球じゃない」と松井も納得の表情だった。

コースに応じて左右に打ち分け、打率は・152(33打数5安打)まで上昇。「状態はずっと、そんなに悪くない」という言葉に、結果も伴ってきた。

試合前にはカブスの福留孝介外野手(33)とあいさつを交わし、「お互いの近況を話して、地震の話も出た」と松井。いまだ震災の被害は収束に向かわないが、アスレチックスはこの日、被災者を支援する具体案を発表した。

まずはきょう午後、球団の公式ホームページに日本に向けた義援金専用のページを開設。松井をはじめとするアスレチックスの選手の野球用具などが順次、オークションにかけられ、全額が赤十字を通じて寄付される。

また来月3日に本拠地で行われる、「ジャパンデー」と銘打たれたマリナーズとの開幕3戦目は、すべての入場券から1ドル分を寄付に充てる。

さらに同日、オークションの目玉商品として、松井とマリナーズ・イチロー外野手(37)が開幕戦で着用したユニホームが、2人のサイン付きで出品される。

被災者を救うため、日本を代表する2大スターの豪華タッグが実現。松井は「すばらしい提案だと思う。少しでもお役に立てれば」と、支援を呼びかけている。