永井に敵将も脱帽「スピード違反」誕生日にPKゲット…名古屋 (スポーツ報知)
◆J1第1節 名古屋1―1横浜M(5日・豊田スタジアム) 名古屋の黄金ルーキーの驚異のスピードが、敗色濃厚のチームを救った。5日の横浜Mとの開幕戦(豊田ス)で、新加入のU―22日本代表FW永井謙佑(22)が試合終了寸前にPKを奪取し、FWケネディがきっちり決めて1―1のドロー。この日、22歳の誕生日を迎えた永井の両チーム大絶賛の活躍で、昨季王者がなんとか勝ち点1をもぎとった。
速い。速すぎる。昨季王者の開幕黒星危機を救ったのは、永井の圧倒的な加速力だった。
「あれはスピード違反にならんかのう」と、横浜M・木村和司監督(52)も脱帽した圧巻のプレーは後半ロスタイム4分。FWケネディと中沢が競り合ったこぼれ球を奪うと、50メートル5秒8の俊足でペナルティーエリア内に突進。ザック・ジャパン初戦に選出されたDF栗原も、倒して止めるしかなかった。
「PKの瞬間? 喜びよりも削られて痛かった」。記念すべき22歳の誕生日。「ここで決めれば“持っている”ということになる」とバースデー弾を誓っていた男はゴールこそならなかったが、有言実行のPK奪取を果たした。ケネディが落ち着いて同点弾を決めた瞬間に試合終了。観衆2万7153人は「永井コール」で殊勲者をたたえた。
後半21分、スーパーサブとして出番はやってきた。足が止まり始めた横浜Mの守備陣を、スピードスターは面白いように切り裂いた。後半38分には右足でクロスバー直撃のボレー弾を放った。同41分にはドリブルで日本代表DF中沢をぶち抜くとシュート。惜しくもGKの正面を突いたが、観衆を沸かせるには十分だった。
新星の衝撃を最終ラインのDF闘莉王がこう証言した。「あの初速は今までに見たことがない。(前浦和の)エメルソンよりも速い。うちのダニルソンとどっちが速いかな。今度競走させたいね」。浦和時代のチームメートで、爆発的なスピードで得点を量産したエメ砲をしのぐ快足と証言。負傷離脱中の100メートル走10秒台で走破するコロンビア代表MFダニルソンも「僕よりもずっと速い」と舌を巻いた。
永井効果で開幕戦は9年連続負けなし(5勝4分け)。「パーフェクト。スピードもあるし、決定力もある。素晴らしいのひと言」とストイコビッチ監督(46)も笑顔が絶えない。この日はドルトムント・香川ら日本人移籍を手がけたトーマス・クロート代理人がスタンド視察。「次はゴールをきめたい」。欧州移籍のアピールまで行った永井が、最高の船出を飾った。
◆永井 謙佑(ながい・けんすけ)1989年3月5日、広島・福山市生まれ。22歳。FW。U―22日本代表。九州国際大付高―福岡大を経て、今季名古屋入り。09年のユニバーシアードで得点王(7点)。10年1月5日のアジア杯予選イエメン戦で国際Aマッチデビュー。南アW杯サポートメンバー。同11月のアジア大会で5得点で得点王に輝き、優勝に貢献。右利き。177センチ、74キロ。独身。
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| 試合終了間際、鋭いドリブルでゴールに迫った名古屋FW永井(左) |
◆J1第1節 名古屋1―1横浜M(5日・豊田スタジアム) 名古屋の黄金ルーキーの驚異のスピードが、敗色濃厚のチームを救った。5日の横浜Mとの開幕戦(豊田ス)で、新加入のU―22日本代表FW永井謙佑(22)が試合終了寸前にPKを奪取し、FWケネディがきっちり決めて1―1のドロー。この日、22歳の誕生日を迎えた永井の両チーム大絶賛の活躍で、昨季王者がなんとか勝ち点1をもぎとった。
速い。速すぎる。昨季王者の開幕黒星危機を救ったのは、永井の圧倒的な加速力だった。
「あれはスピード違反にならんかのう」と、横浜M・木村和司監督(52)も脱帽した圧巻のプレーは後半ロスタイム4分。FWケネディと中沢が競り合ったこぼれ球を奪うと、50メートル5秒8の俊足でペナルティーエリア内に突進。ザック・ジャパン初戦に選出されたDF栗原も、倒して止めるしかなかった。
「PKの瞬間? 喜びよりも削られて痛かった」。記念すべき22歳の誕生日。「ここで決めれば“持っている”ということになる」とバースデー弾を誓っていた男はゴールこそならなかったが、有言実行のPK奪取を果たした。ケネディが落ち着いて同点弾を決めた瞬間に試合終了。観衆2万7153人は「永井コール」で殊勲者をたたえた。
後半21分、スーパーサブとして出番はやってきた。足が止まり始めた横浜Mの守備陣を、スピードスターは面白いように切り裂いた。後半38分には右足でクロスバー直撃のボレー弾を放った。同41分にはドリブルで日本代表DF中沢をぶち抜くとシュート。惜しくもGKの正面を突いたが、観衆を沸かせるには十分だった。
新星の衝撃を最終ラインのDF闘莉王がこう証言した。「あの初速は今までに見たことがない。(前浦和の)エメルソンよりも速い。うちのダニルソンとどっちが速いかな。今度競走させたいね」。浦和時代のチームメートで、爆発的なスピードで得点を量産したエメ砲をしのぐ快足と証言。負傷離脱中の100メートル走10秒台で走破するコロンビア代表MFダニルソンも「僕よりもずっと速い」と舌を巻いた。
永井効果で開幕戦は9年連続負けなし(5勝4分け)。「パーフェクト。スピードもあるし、決定力もある。素晴らしいのひと言」とストイコビッチ監督(46)も笑顔が絶えない。この日はドルトムント・香川ら日本人移籍を手がけたトーマス・クロート代理人がスタンド視察。「次はゴールをきめたい」。欧州移籍のアピールまで行った永井が、最高の船出を飾った。
◆永井 謙佑(ながい・けんすけ)1989年3月5日、広島・福山市生まれ。22歳。FW。U―22日本代表。九州国際大付高―福岡大を経て、今季名古屋入り。09年のユニバーシアードで得点王(7点)。10年1月5日のアジア杯予選イエメン戦で国際Aマッチデビュー。南アW杯サポートメンバー。同11月のアジア大会で5得点で得点王に輝き、優勝に貢献。右利き。177センチ、74キロ。独身。
