2011年3月5日土曜日

「脱・金本」化が急加速 真弓は“代打要員”を示唆も右肩痛は打撃にも影響 (夕刊フジ)



「脱・金本」化が急加速 真弓は“代打要員”を示唆も右肩痛は打撃にも影響 (夕刊フジ)


阪神・金本知憲外野手(42)の今季開幕スタメンがピンチだ。気がかりなのが昨年からの肩の故障が、守備の面ではもちろん、打撃にも影響を及ぼし始めてきたこと。チームは『脱・金本』化を急ピッチで進めている。

これまでは常に大黒柱扱いだった金本だが、今年はチームの中心から外れたところからのスタートとなった。

金本はキャンプの1カ月間を振り返って「何もしていない。リハビリだけ。打撃はかなり力が入ってきたが、投げる方がちょっと…日によって違う。安定してくれば、グラウンドでスローしたいが…。どれだけ投げられるかだけ。キャッチボールである程度強いボールを投げられるまで見通しが立ってこない」と、苦しい現状を認める。

今年になってまだ一度もレフトでの本格的な守備練習を行っていないが、2日にはようやく、これまで控えていた外野から内野への返球練習を開始。だが、今のスローイングは元々の金本のフォームとは別物で、肩の回転を途中で止めたまま、ほとんど手首のスナップスローのみ。

和田打撃コーチは「金本は、ここ何年かはオープン戦の最後の最後になって開幕に間に合わせてくる選手。打つ方に関しては心配ない」と話しているが、屋外フリー打撃ではオーバーフェンスする打球がずいぶん減ってしまったのも確かだ。

肩の回復状況が思わしくない金本に、真弓監督は「今年はそこまで使い方にこだわって考える必要はないかなと思っている」と、暗に“代打要員”とする考えも示唆する。

すでに首脳陣は金本をベンチに置く場合の策として、昨年主に1番を任されたマートンを新たなクリーンアップとして検討中。2日のソフトバンク戦では鳥谷、新井に続く5番にマートンが入った。

「マートンはシーズンでも5番? 今1番を打っている打者がしっかり塁に出てくれれば考えられないことない」と真弓監督。確実性のある打撃を買って、一発長打タイプのブラゼルより打線の上位に置くプランだ。

また、小林宏の人的補償で高浜がロッテへ移籍したことで、支配下登録選手が68人になり、70人の上限まで2枠余裕が出た。トレードも解禁となり、沼沢正二球団本部長は残り2枠について「不慮の場合にそなえて慎重に使いたい」と話す。

「センターのポジション争いはいい意味で絞りきれない感じになってきたが、レフトに入る外野で大きいのを打てるタイプがほしい」(球団関係者)と、金本に代わってレフトを担える長距離打者のトレード獲得を狙う。

現場・フロントともに「金本頼み」からの脱却をはかる阪神。金本が広島時代の1995年以来16年続けてきた開幕戦のスタメンを外れても全く不思議ではなくなってきた。