メジャー先送りでダル12億が3倍!? パワーアップで“ヤバい”レベルに (夕刊フジ)
日本ハム・ダルビッシュ有投手(24)の値段がつり上がりそうだ。昨年暮れから取り組んできたパワーアップトレーニングの成果が顕著。昨年、1500万ドル(約12億円)と見積もられた大リーグ移籍相場は、今季終了後には3倍近くに跳ね上がる可能性がある。
24日、沖縄・名護キャンプで行われたサムスン戦で剛球を連発した。最速154キロの直球に、磁石で吸い寄せたような曲がりのスライダーで格下のサムスンを3回無安打に抑えた。
「この時期、韓国の打者は振れているのに、力で押せたのは自信になる。今のまっすぐがあれば、持ち球はもう十分。相手打者は(自分を打つのは)難しくなるんじゃないか」
筋肉トレーニングで90キロだった体重を99キロにまでに増やしたダルビッシュの球は威力を増した。マスクを被った大野奨太捕手は「ヤバいっす。これはヤバいっす」と連発。サムスン打線は外野へ飛ばせず意気消沈。ダルビッシュがマウンドを降りてからも無安打だった。
ダルビッシュに開幕投手をすでに言い渡してある梨田昌孝監督もえびす顔。「球は速くなったし重さも出た。大野に『何がヤバいんだ』と聞いたが…(笑)」と、ヤバいレベルまで行ってしまったダルビッシュの投球に手放しの喜びようだった。
今季のダルビッシュは初の20勝に期待が高まるばかり。一方で今季終了後に大リーグ移籍の可能性が高いだけに、日本での最終年を華やかに飾っての渡米となりそうだ。
もともと昨季終了後のポスティング(入札制度)での大リーグ移籍が有力視されていたが、不況下で米球団の財布のひもは締まったまま。一時は、レッドソックス・松坂大輔投手の1億ドル(入札金約5111万ドル、6年契約総額約5200万ドル)クラスといわれたダルビッシュの大リーグの評価は1500万ドル程度にまで下がっていた。
しかし、今季の調子なら問題はなし。離婚問題も抱え、何かと物入りだろうが、十分な増収が見込める。今キャンプの調子なら、大リーグの評価が跳ね上がるのは間違いない。
急がば回れで、昨年の渡米見送りは大成功となりそうだ。(米沢秀明)
