2011年9月17日土曜日

日本ハム ダルビッシュ ベンチ裏で大暴れ

日本ハム ダルビッシュ ベンチ裏で大暴れ

<そんなヤワな投手じゃないってか>


その剣幕(けんまく)に選手は青ざめ、息をのんだ。

さる11日の楽天戦でのことだ。エースのダルビッシュが先発したこの試合。4安打無失点と楽天をねじ伏せたダルビッシュが、七回でマウンドを降りた直後のことだ。

「憮然(ぶぜん)とした表情でベンチ裏に引き揚げるや、叫び声のような怒声が聞こえた。カベやゴミ箱に当たり散らすような物音も聞こえ、シーンとなった。ダルビッシュが大暴れしたのです。あまりの迫力に誰も止めることすらできず、遠巻きに見ているだけ。周囲は凍りつきました」(関係者)

ダルビッシュは今季初となる、中4日での登板だった。その影響を考慮し、梨田監督は無失点のエースを七回で交代させた。直後に2番手の増井が山崎に逆転2ランを浴び、ダルビッシュの自己最多となる17勝目が泡と消えたものの、梨田監督とすれば、エースの体調を気遣っての継投だったのだろう。

が、ダルビッシュはそうは受け止めなかった。試合後、「自分の仕事はできたのでよかった」と平静を装ってコメントしたものの、ベンチ裏では珍しく感情を爆発させ、大暴れしていたというのである。

「ダルビッシュは中4日だろうが、中5日だろうが、常に9回を投げきっての完投を念頭にマウンドに上がっている。それがなにより、チームのためだと思っている。そのためのトレーニングもしているし、中4日で111球投げたくらいでヘバるような投手じゃない。しかし、梨田監督に代えられた。指揮官にスタミナは大丈夫か? 肩やヒジは大丈夫か? と思われたことが悔しかったというか腹立たしかったのだと思う。そんなヤワな投手だと思っているのか! ということです」(前出の関係者)

ダルビッシュはこのオフ、メジャーに行く。チーム内の誰もがそう思っている。

「ダルはすでに着々と準備を進めている。自ら直訴した今回の中4日での登板もそのひとつです。メジャーの先発は中4日の登板が基本。ダルも、大勢のメジャースカウトが視察する前で、中4日の登板でも完投できる力があるところを見せたかったはず。すでにメジャーの評価は固まっているとはいえ、オフのポスティングでの入札額や自身の年俸を考えれば、アピールして損はない。そんな思惑に水を差されたことも、大暴れの原因ですよ」

とは、ダルビッシュと親しい別のチーム関係者だ。ダルビッシュの怒りはしばらく収まりそうにない。