2011年9月1日木曜日

落合監督の指導で打撃ボロボロの和田

落合監督の指導で打撃ボロボロの和田

中日落合監督が28日の横浜戦の試合前、自らバットを持ち、和田につきっきりで実演指導していた。が、先発メンバーが発表されると和田はスタメン落ち。08年10月7日以来の事態に報道陣は騒然となった。

和田は今季、落合監督の指導で「視野を広げるため」(和田)にオープンスタンスからスクエアスタンスへ打撃フォームを変更。それが原因で大スランプに陥っている。もっか、セの規定打席到達者の中では最下位の打率.230(10本塁打、39打点)。6試合、27打席連続無安打と苦しんでいる。

落合監督は和田の欠場について、「リフレッシュだよ。少しは休ませてやんなきゃ。29日は試合が休みだし、2日間休める」と“特別休暇”であると説明した。

しかし、である。和田は通算打率.316をマークする球界屈指の好打者。昨季も打率.339、37本塁打、93打点でリーグMVPを獲得した球界を代表する打者だ。それが落合監督の助言で、打撃がグチャグチャになってしまった。

和田は今年から年俸4億円の3年契約を結んでいるものの、それは変動制だというから今の状態ではダウンは必至だ。

スポーツライターの友成那智氏は「メジャーでこんな事態が起きたら訴訟問題になりかねません」と、こう言う。

「メジャーでは、監督が選手を指導することはめったにない。昨年、マリナーズのワカマツ監督(当時)が4年総額3600万ドルの好打者・フィギンズの直接指導に乗り出したが、口論になるなどモメにモメた。ワカマツ監督はこの一件もあって辞任に追い込まれた。もし選手が監督から直々に教えられてメチャクチャになれば、選手は怒ってチームから去るだけでなく、契約している代理人が騒ぎ立てる。もちろんメディアも厳しく批判をする。選手の中には、首脳陣による指導に関連した内容も契約書に含まれているケースもあると聞いています」

日本の場合はそうはいかない。「三冠王監督」に言われれば、さすがの和田も言うことを聞かざるを得ない。スタメン落ちの和田は「これは自分の問題。どうにもこうにもやるしかない。打てなくなれば、出たいと思っても出られるものではない」と、厳しい表情だった。

落合監督は今季限りで中日を退団するともいわれているが、和田をぶっ壊した罪は重い。