震災バネにヤクルト由規が成長 仙台の親族、知人が被災 (夕刊フジ)
宮城・仙台出身のヤクルト、由規投手(21)が震災をバネに大きく飛躍しようとしている。30日の横浜との練習試合(横浜スタジアム)で5回4安打無失点の好投。持ち前の球威をようやく効果的に使えるようになってきた。
由規は日本人最速の161キロの記録を持つが、好不調の波が激しかった。制球難と精神面の安定感が課題だったが、この日は、最速154キロの速球に1週間前から投げ始めたカットボールで横浜打線を寄せ付けなかった。前回登板の21日のオリックス戦(練習試合)でも4回無失点の好投をみせている。
「カットボールはオリックス戦から投げ始めた。基本はまっすぐとスライダーだが、幅が広がった。内野ゴロを多くとる気持ちで投げている」と由規。力勝負だけでない投球術を身につけたことで見違えるように安定してきた。
由規の成長は震災がきっかけになっている部分もある。仙台育英時代の先輩捕手と連絡が取れなくなるなど、親族、知人が数多く被災。ショックは隠せないが、開幕まで時間がない。
「本当は今すぐにでも駆けつけたいという気持ちです。でも、そうもいかない。今の自分にはやるべきことがある。野球に集中して、少しでも自分たちのプレーで、被災地に勇気を与えられるように」と由規。すべてをグラウンドにぶつける気概だ。
小川監督も由規の成長を感じ、信頼を深めている。「このまま開幕してくれればいいと思う。シーズンに入ればプレッシャーもあるが、ここまで見ている限りでは1段階成長したのではないか。自信を持っているし、雰囲気を感じる」としている。
今季はひと皮むけた剛球で、被災地を元気づける勝ち星を挙げることだろう。
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| 由規は震災でショックの中、4回無失点の好投をみせた(写真提供 産経新聞社) |
宮城・仙台出身のヤクルト、由規投手(21)が震災をバネに大きく飛躍しようとしている。30日の横浜との練習試合(横浜スタジアム)で5回4安打無失点の好投。持ち前の球威をようやく効果的に使えるようになってきた。
由規は日本人最速の161キロの記録を持つが、好不調の波が激しかった。制球難と精神面の安定感が課題だったが、この日は、最速154キロの速球に1週間前から投げ始めたカットボールで横浜打線を寄せ付けなかった。前回登板の21日のオリックス戦(練習試合)でも4回無失点の好投をみせている。
「カットボールはオリックス戦から投げ始めた。基本はまっすぐとスライダーだが、幅が広がった。内野ゴロを多くとる気持ちで投げている」と由規。力勝負だけでない投球術を身につけたことで見違えるように安定してきた。
由規の成長は震災がきっかけになっている部分もある。仙台育英時代の先輩捕手と連絡が取れなくなるなど、親族、知人が数多く被災。ショックは隠せないが、開幕まで時間がない。
「本当は今すぐにでも駆けつけたいという気持ちです。でも、そうもいかない。今の自分にはやるべきことがある。野球に集中して、少しでも自分たちのプレーで、被災地に勇気を与えられるように」と由規。すべてをグラウンドにぶつける気概だ。
小川監督も由規の成長を感じ、信頼を深めている。「このまま開幕してくれればいいと思う。シーズンに入ればプレッシャーもあるが、ここまで見ている限りでは1段階成長したのではないか。自信を持っているし、雰囲気を感じる」としている。
今季はひと皮むけた剛球で、被災地を元気づける勝ち星を挙げることだろう。
